財務セクション
目次
担当取締役からのメッセージ . . . 69
5年間の要約財務データ . . . 70
セグメント情報 . . . 71
財政状態および経営成績の分析 . . . 72
連結貸借対照表 . . . 86
連結損益計算書 . . . 88
連結株主資本等変動計算書 . . . 89
連結キャッシュ・フロー計算書 . . . 91
連結財務諸表注記 . . . 92
公認会計士の監査報告書 . . . 110
当社は、会社法・金融商品取引法および東京証券取引所の 規則などに基づき、適正な財務報告書を作成し、四半期また は適時に、適切な情報開示をしています。
決算期に開示する決算情報については、より積極的で的確 な情報開示を行うため、都度、社内の「ディスクロージャー委 員会」を開き、情報の精査、審議、認識の共有化を図っていま す。同委員会での承認後、経営会議および取締役会への付 議・承認を経て、東京証券取引所の「有価証券上場規程」など に則り開示しています。また、経営監視の一環として、当社 監査役による取締役の職務執行状況の監査を行っています。
(注)体制につきましては、56ページのコーポレート・ガバナンス体制図を参照くだ さい。
また、2008年度から適用された金融商品取引法に基づく
内部統制報告制度への対応としては、専門担当組織を設置 し、当社本体および主要グループ子会社の内部統制システム
の構築および内部統制評価を実施し、2009年6月に内部統
制報告書を内閣総理大臣に提出しています。
当社グループは、2000年の第二電電(株)・KDD(株)・日本
移動通信(株)の3社合併による設立後も、(株)エーユー、ツー
カーグループ3社、(株)パワードコムとの合併、東京電力(株)
ネットワークカンパニーの事業統合、JCNグループや中部テ
レコミュニケーション(株)の連結子会社化などを重ねてきて おり、それぞれの多彩な事業ノウハウや企業文化が触発し合 い融合する中で、常に新たなことに挑戦する風土を形成しつ つ、事業ドメインの発展拡張を進めています。
さらに、今後の経営環境変化に加えて、企業会計基準の国 際化や内部統制システムの運用に対応し、さらなる経営の透
明化、高度化を図るため、2008年4月にグループ会社全体
の会計原則を統合、体系化した「KDDI Group Accounting
Practice(以 下「KGAP」)を 制 定、運 用 して います。
「KGAP」の運用を通じて、高品質かつ分かりやすい財務報
告を経営層とステークホルダーに持続的に提供していきた いと考えています。
このように、連結ガバナンスの向上に努めるとともに、当 社グループの企業活動の実態を正確に把握していただくた め、適切な財務報告の作成と、タイムリーに有益な情報を開 示、提供することにより、株主、投資家の皆様のご期待に応 えてまいります。
今後とも、よろしくご理解とご支援を賜りますようお願い 申し上げます。
代表取締役 執行役員副社長
長尾 哲
財務セクション
担当取締役からのメッセージ
百万円 百万米ドル*1
KDDI連結 2005 2006 2007 2008 2009 2009
営業収益. . . ¥ 2,920,039 ¥ 3,060,814 ¥ 3,335,260 ¥ 3,596,284 ¥ 3,497,509 $ 35,605 電気通信事業営業収益 . . . 2,300,566 2,398,526 2,592,882 2,749,897 2,720,675 27,697 附帯事業営業収益 . . . 619,473 662,288 742,378 846,387 776,834 7,908
営業利益. . . 296,176 296,596 344,701 400,452 443,207 4,512
当期純利益 . . . 200,592 190,569 186,747 217,786 222,736 2,267
EBITDA . . . . 664,255 654,409 691,699 769,209 904,030 9,203
売上高営業利益率. . . 10.1% 9.7% 10.3% 11.1% 12.7% 12.7%
EBITDAマージン . . . 22.7% 21.4% 20.7% 21.4% 25.8% 25.8%
総資産 . . . 2,472,322 2,500,865 2,803,240 2,879,275 3,429,133 34,909 有利子負債残高. . . 864,627 770,692 620,471 571,945 874,951 8,907 純資産(旧株主資本)*2 . . . 1,162,192 1,295,531 1,537,114 1,715,731 1,881,329 19,152
営業活動によるキャッシュ・フロー . . . 538,676 575,531 738,703 545,234 712,231 7,251 投資活動によるキャッシュ・フロー . . . (136,508) (435,923) (442,218) (557,688) (775,470) (7,894) フリー・キャッシュ・フロー . . . 402,167 139,608 296,485 (12,454) (63,240) (644) 財務活動によるキャッシュ・フロー . . . (376,058) (256,935) (258,919) (104,410) 191,490 1,949
1株当たり情報(円及び米ドル):
当期純利益. . . 47,612 45,056 42,505 48,810 49,973 509 潜在株式調整後当期純利益 . . . 47,571 45,025 42,495 48,807 − −
配当金. . . 6,900 8,000 9,500 10,500 11,000 112
純資産(旧株主資本) . . . 278,170 296,383 339,806 377,278 413,339 4,208
*1米ドル金額は、便宜上、1ドル=98.23円(2009年3月31日実勢レート)にて換算しています。
*2 2007年3月期より純資産(株主資本+新株予約権+少数株主持分)を記載しています。
主な経営指標
自己資本比率(%). . . 47.0 51.8 54.1 58.5 53.7 D/Eレシオ(倍). . . 0.74 0.59 0.41 0.34 0.48 自己資本当期純利益率(%) . . . 18.5 15.5 13.3 13.6 12.6 総資産営業利益率(%) . . . 11.6 11.9 13.0 14.1 14.1 総資産回転率(倍). . . 1.1 1.2 1.3 1.3 1.1 自己資本回転率(倍) . . . 2.7 2.5 2.4 2.2 2.0 流動比率(%). . . 114.0 103.6 88.0 107.4 122.5 固定比率(%). . . 153.6 145.4 136.4 132.3 139.0 固定長期適合比率(%) . . . 96.2 99.8 106.2 99.4 95.5 手元流動性(倍) . . . 0.9 0.6 0.7 0.3 0.7 インタレストカバレッジレシオ(倍). . . . 24.2 35.2 59.4 52.7 60.6 配当性向(%) . . . 21.2 20.8 22.4 21.5 22.0
自己資本比率=自己資本(期末)÷総資産(期末) D/Eレシオ=有利子負債残高(期末)÷自己資本(期末) 自己資本当期純利益率=当期純利益÷期首・期末平均自己資本 総資産営業利益率=営業利益÷期首・期末平均総資産 総資産回転率=営業収益÷期首・期末平均総資産 自己資本回転率=営業収益÷期首・期末平均自己資本 流動比率=流動資産(期末)÷流動負債(期末) 固定比率=固定資産(期末)÷自己資本(期末)
固定長期適合比率=固定資産(期末)÷(自己資本(期末)+固定負債(期末)) 手元流動性=手元流動性(現金及び預金、有価証券)÷(営業収益÷12) インタレストカバレッジレシオ=営業キャッシュ・フロー÷利払い (「アニュアルレポート2009」より、計算方法を変更しています。) 配当性向=年間配当金÷当期純利益
(2006年3月期までは単体、2007年3月期より連結の配当性向を 記載しています。)
(注)自己資本=純資産−新株予約権−少数株主持分
百万円 百万米ドル*1
移動通信事業 2005 2006 2007 2008 2009 2009
営業収益 . . . ¥ 2,312,537 ¥ 2,510,395 ¥ 2,677,445 ¥ 2,862,599 ¥ 2,719,211 $ 27,682 グループ外売上 . . . 2,293,525 2,484,202 2,662,550 2,851,679 2,708,005 27,568 電気通信事業 . . . 1,751,053 1,903,427 2,017,516 2,149,208 2,100,289 21,381 附帯事業 . . . 542,473 580,775 645,034 702,471 607,716 6,187 セグメント間売上 . . . 19,012 26,193 14,895 10,920 11,206 114
営業利益 . . . 292,251 354,439 385,689 455,044 501,461 5,105
当期純利益 . . . 171,698 145,303 209,458 266,472 273,120 2,780
フリー・キャッシュ・フロー . . . 190,636 266,178 294,838 82,414 179,968 1,832 EBITDA . . . . 548,859 605,172 598,134 692,239 821,881 8,367
売上高営業利益率 . . . 12.6% 14.1% 14.4% 15.9% 18.4% 18.4%
EBITDAマージン . . . 23.7% 24.1% 22.3% 24.2% 30.2% 30.2%
百万円 百万米ドル*1
固定通信事業 2005 2006 2007 2008 2009 2009
営業収益 . . . ¥ 596,041 ¥ 619,314 ¥ 714,350 ¥ 718,646 ¥ 848,712 $ 8,640 グループ外売上 . . . 494,729 518,716 610,364 629,647 759,313 7,730 電気通信事業 . . . 451,632 470,391 548,675 565,331 618,972 6,301 附帯事業 . . . 43,096 48,325 61,690 64,316 140,341 1,429 セグメント間売上 . . . 101,312 100,598 103,986 88,999 89,399 910 営業利益(損失) . . . (310) (61,309) (49,036) (64,668) (56,560) (576) 当期純利益(損失) . . . (4,413) 26,362 (23,448) (51,731) (43,072) (438)
フリー・キャッシュ・フロー . . . (3,066) (102,317) 6,303 (53,897) (40,744) (415) EBITDA . . . . 87,494 41,451 80,890 58,129 82,301 838
売上高営業利益率 . . . (0.1%) (9.9%) (6.9%) (9.0%) (6.7%) (6.7%)
EBITDAマージン . . . 14.7% 6.7% 11.3% 8.1% 9.7% 9.7%
百万円 百万米ドル*1
その他事業 2005 2006 2007 2008 2009 2009
営業収益 . . . ¥ 81,381 ¥ 103,504 ¥ 108,704 ¥ 167,159 ¥ 72,777 $ 741
グループ外売上 . . . 46,399 57,896 62,345 114,958 30,191 307 セグメント間売上 . . . 34,982 45,607 46,359 52,201 42,586 434 営業利益 . . . 951 4,381 6,858 9,015 (2,476) (25) 当期純利益(損失) . . . 1,565 34,861 3,571 1,247 (3,543) (36)
売上高営業利益率 . . . 1.2% 4.2% 6.3% 5.4% (3.4%) (3.4%)
セグメント情報
3月31日に終了した各年度 財務セクション
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。 当連結会計年度の財政状態および経営成績の分析は、以下のとおりです。なお、本稿に記載した予想、予見、見込み、見通し、方 針、所感などの将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、将来に関する事項には、不確実性を内 在しており、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性もありますので、ご留意ください。
■ 概観
(
a
)当社グループの状況当社グループは、当社および連結子会社60社並びに関連会 社17社により構成され、国内で移動通信と固定通信の両事業 を併せ持つ総合通信会社です。
移動通信事業においては、au携帯電話サービスを提供して おり、2009年3月末現在の国内シェアは28.7%と第2位のシェ アを有し、3,084万のお客様にご契約いただいています。 固定通信事業においては、当連結会計年度より、従来その他 事業としていたケーブルテレビ事業、海外固定通信事業、およ びその関連サービスを固定通信事業に変更しました。また、 2008年4月 に 中 部 テレコミュニ ケーション 株 式 会 社(以 下
「CTC」)を連結子会社化しました。固定通信事業のサービスと しては、高音質のIP電話サービス「メタルプラス」などの音声 サービス、当社が提供するFTTHサービス「ひかりone」、CTC
が提供するFTTHサービス「コミュファ光」などのブロードバンド インターネット接続サービス、当社連結子会社のJCNグループ が提供するケーブルテレビサービスなどの各種固定通信サービ スを提供しています。なお、アクセス回線*数については、2009 年3月末現在、534万回線のご契約をいただいています。また、 法人のお客様には最高水準のイーサネット「KDDI Powered Ethernet」、グローバルデータセンター「TELEHOUSE」をはじ めとした各種ICTソリューションサービスを提供しています。
* アクセス回線・・・ FTTH、直収電話(メタルプラス、ケーブルプラス電話)、ケーブ ルテレビのアクセス回線で重複を除く。
その他事業においては、コールセンター事業、コンテンツ事 業などを行っており、当社グループにおけるサービス向上並び にグループ事業の連携強化のための各種サービスを展開して います。
当連結会計年度の経営成績の分析
(参考)連結範囲
· 連結子会社60社 (前期比1社増加 増加:3社 減少:2社)
· 持分法適用会社15社 (前期比1社増加 増加:1社)
KDDIグループの事業内容
2009年3月末現在
事業区分 主要サービス 主なグループ会社
移動通信事業 携帯電話サービス、携帯電話端末販売、モバイル ソリューションサービスなど
当社、沖縄セルラー電話(株)、(株)KDDIテクニカルエン ジニアリングサービス
固定通信事業 市内・長距離・国際通信サービス、インターネット サービス、ソリューションサービス、データセン ターサービス、ケーブルテレビなど
当社、(株)KDDIテクニカルエンジニアリングサービス、 JCNグループ、CTC他
その他事業 コールセンター事業、コンテンツ事業、研究・先端 開発、その他携帯電話サービスなど
(株)KDDIエボルバ、(株)mediba他
(
b
)電気通信業界の状況と当社グループの対応移動通信市場においては、通信事業者各社において通信料 と端末価格を分離した料金プランが主流となり、端末価格の上 昇、複数年契約型サービスの浸透に加えて、足元の景気後退の 影響もあり、端末販売台数が大幅に減少しています。一方、低 廉な料金サービスの提供、多種・多様な携帯電話端末、音楽・ 映像などコンテンツサービスの提供などにより、お客様獲得に 向けた競争が一段と激しさを増しています。また、固定通信市 場においてはブロードバンドサービスなどの展開に加え、固定 通信と移動通信の融合、あるいは通信と放送の連携が進展しつ つあり、事業環境が急速に変化していく中で、サービス競争が 新たな局面を迎えています。
このような情勢のもと、当社グループは、移動通信事業にお いては通信料と端末価格を分離した料金プラン「シンプルコー ス」を改定し、端末購入代金の分割払いを導入するとともに、充 実した端末ラインナップの開発、新たなコンテンツの提供など、 サービス内容の拡充に努めました。また、固定通信事業におい ては、FTTHサービスの推販などによるアクセス回線の拡大に 注力するとともに、法人のお客様へのソリューションサービス の拡充に努めました。
■ 概況
当連結会計年度における営業収益は3兆4,975億円、対前期 988億円減、前期比で2.7%の減収となりました。移動通信事 業については、累計契約者数は対前期比で増加したものの、通 信料と端末価格を分離させた料金プランが主流となり端末価格 が上昇した結果、端末販売台数および端末販売収入が減少した ことに加えて、低廉な料金プランや料金割引サービスの拡充に 伴う電気通信事業収入の減少などにより、減収となりました。 固定通信事業については、CTCを連結子会社としたこと、JCN グループと海外固定系子会社などをその他事業から固定通信 事業へ区分変更したことなどにより、増収となりました。
営業費用は3兆543億円、対前期1,415億円減、前期比では 4.4%減少しました。移動通信事業については、端末販売台数 減による端末販売原価および販売奨励金の減少などにより減 少しています。一方、固定通信事業については、営業収益同様、 CTCの連結子会社化、JCNグループと海外固定系子会社など をその他事業から固定通信事業へ区分変更したことなどにより 増加しています。
以上の結果、営業利益は4,432億円、対前期428億円増、前
期比10.7%の増益となりました。
営業外費用(収益)は483億円となり、対前期では271億円 費用が増加しています。これは、匿名組合契約終了に伴う配当 金363億円の収益計上があったものの、支払利息の増加およ び持分法投資損失の増加に加え、減損損失が対前期468億円 増加、米国において顕在化したサブプライム問題に端を発した 世界的金融市場の混乱により、投資有価証券評価損が51億円 増加したことによるものです。
これにより、税金等調整前当期純利益は、3,949億円、対前 期157億円増、前期比4.1%の増益となりました。税金費用等 の計上につきましては、法人税、住民税および事業税2,009億 円、法人税等調整額△306億円を計上し、法人税、住民税およ び事業税と法人税等調整額をあわせた対前期比では126億円 増加となりました。
少数株主利益は、少数株主に帰属する利益が18億円、対前 期19億円利益が減少しました。
これらの結果、当期純利益は2,227億円、対前期50億円増、 前期比2.3%の増益となりました。
営業収益:連結
05 06 07 08 09 4,000
3,000
2,000
1,000
0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 2,920 3,061 3,335 3,596 3,498
営業利益および利益率:連結
05 06 07 08 09
(%)
(十億円) 500 400 300 200 100
0
25 20 15 10 5
(3月31日に終了した各年度) 0
■営業利益 296 297 345 400 443
■営業利益率 10.1 9.7 10.3 11.1 12.7
■ セグメント別の状況
(
a
)移動通信事業移動通信事業では、au携帯電話サービスとして、ネットワーク、 携帯電話端末、料金、サービス・コンテンツなどの総合的な商 品力の向上に努めてきました。
ネットワーク
当社は、CDMA 1X WINで採用しているCDMA2000 1xEV-DO
(以 下、EV-DO)方 式 を 軸に他 社との 差 別 化 を 図っており、 EV-DOのアップグレード版であるEV-DO Rev. Aのエリア整備・ 拡充を進め、2009年3月末時点では全国47都道府県の主要地 域のほとんどをカバーしました。EV-DO Rev. Aでは、下り速 度は最大3.1Mbps、上り速度についても最大1.8Mbpsへと向 上します。EV-DO Rev. Aの展開により、競争力の根幹である インフラ面でさらなる充実を図っています。また、足元の旺盛 なデータ通信トラヒックへの対応と、効率的な設備投資の両立 を目的として、2012年のサービス提供を視野にLTE方式によ る3.9Gシステムの導入を決定しました。さらに、LTE導入に至 るまでのお客様の高速データ通信ニーズにお応えするため、
2010年度後半には、既存のEV-DO Rev. A設備のソフトウェア のアップグレードにより、下り最大9.3Mbpsへの高速化を実現 するMulticarrier Rev. Aの導入を予定しており、さらなるお 客様満足度の向上を図ります。
携帯電話端末
お客様の多様なライフスタイルにお応えするために、2008 年度は幅広いラインナップを36機種(法人モデル含む)発売し ました。
· より高音質サウンドが楽しめる「Walkman®Phone」
· 美しく撮った画像を大画面ディスプレイで存分に楽しめる
「EXILIMケータイ」「Cyber-shot™ケータイ」「Woooケー タイ」「AQUOSケータイ」
· 「Sportio」などの「au Smart Sports」対応モデル
· 上質なデザインと使いやすさを追求した大人のための携帯 電話「URBANO」
· 携帯電話の外と中をまるごとチェンジ可能な「フルチェンケータ イ」や各種コラボレーションモデルなど多彩なデザインモデル
· シニア層に向けた「簡単ケータイ」、ジュニア層に向けた「安 心ジュニアケータイ」
また、さらなる端末コストの低減や開発期間の短縮に向けて、 従来のプラットフォームにおける共通化領域を拡大した「KDDI 統合プラットフォーム(KCP+)」への取り組みについては、操 作性や機能面でのパフォーマンス改善に努め、2008年度には、 KCP+搭載端末を21機種発売しました。その結果、機能追加 や高機能化に加え、コストの低減や開発期間の短縮などにおい て効果を発揮しています。
*「Walkman」、「Cyber-shot」はソニー株式会社の登録商標または商標です。
*「EXILIM」はカシオ計算機株式会社の登録商標です。
*「Wooo」は株式会社日立製作所の登録商標です。
*「AQUOSケータイ」は、シャープ株式会社の登録商標です。
連結損益計算書(要約) (億円)
2008.3 2009.3 増減 増減率(%)
営業収益 . . . 35,963 34,975 △988 △2.7 営業費用 . . . 31,958 30,543 △1,415 △4.4 営業利益 . . . 4,005 4,432 428 10.7 営業外費用 . . . 212 483 271 127.5 税金等調整前当期純利益 . . . 3,792 3,949 157 4.1 法人税、住人税及び事業税 . . . 1,432 2,009 577 40.3 法人税等調整額 . . . 145 △306 △451 ̶ 少数株主利益 . . . 37 18 △19 △51.4 当期純利益 . . . 2,178 2,227 50 2.3
移動通信純増シェア
05 06 07 08 09
(%) 100
80 60
40 20
(3月31日に終了した各年度) 0
■ au 50.9 65.8 93.7 46.4 15.5
■ au+ツーカー 50.1 48.1 55.8 35.8 10.6
料金
· 「シンプルコース」の拡充(2008年6月)
2007年11月に提供を開始した「au買い方セレクト」の「シ ンプルコース」において、2008年6月より分割払いでも携帯 電話端末をご購入いただけるプランを追加しました。 さらに、個人のお客様向けには、「シンプルコース」向けに 7つの料金プランを追加し、特に月々の基本料金が最安の「プ ランSSシンプル」では、「誰でも割」のご利用により月々の基 本使用料980円(税込)で無料通話を1,050円(税込)分ご利 用 いただけるなど、大 変 お 得 な 料 金 プ ラ ンとしました。 2008年度のお客様の端末購入における、au買い方セレクト の選択状況は、フルサポートコースが59%、シンプルコース が41%となりました。特に、シンプルコースにおける新プラ ン導入以後は、シンプルコースの選択比率が上昇し、2008年 度第4四半期における選択率は75%となっています。
サービス・コンテンツ
· パソコンをお持ちでなくてもブロードバンドのインターネット 環 境 に 接 続 し、「mora for LISMO」や「LISMO V ideo
Store」で購入いただいた楽曲やビデオの再生やau携帯電話
でダウンロードしたEZ「着うたフル®」の再生、CDやDVDの 再生が可能なケータイ専用アミューズメント・ボックス「au BOX」のレンタルを315円(税込)/月で2008年11月より開 始しました。
· 高音質で音楽を楽しみたいというお客様のニーズにお応えす べく、AAC 320kbpsの高ビットレートの音楽サービス、EZ
「着うたフルプラス™」を2008年12月より開始しました。
· スポーツサポートサービス「au Smart Sports」においては、 ヘルスケアサービス「Karada Manager」を2008年11月より 提供を開始し、またお客様参加型の環境保全活動キャンペー ン「au Smart Sports屋久島Walk」「Green Road Project」 を実施し、スポーツライフをより楽しく、より豊かにする活動 を行っています。「au Smart Sports」は2009年4月には累 計で100万契約を突破しました。
*「mora」は、株式会社レーベルゲートの商標です。
*「着うたフル」「着うたフルプラス」は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテイン メントの登録商標又は商標です。
法人向けサービス
市場の成長が続く法人向けモバイルビジネスにも積極的に取 り組んでおり、大・中規模法人向けには、ソリューション提案力・ 通信エリア・法人専用端末ラインナップ・通信品質などの総合力 で強みを発揮し、順調にお客様基盤を拡大しました。中・小規 模法人市場におけるモバイル需要の高まりを受けて、中・小規 模法人向けの販売体制構築、商品・マーケティング戦略を推進 しています。
<主な法人向け新サービス>
· 「auケータイ着信割引」の拡充(2009年1月)
法人のお客様向けには、2008年2月より提供している「au ケータイ着 信 割 引*」の 割 引 率を2009年1月より15%から 50%に変更しました。固定と移動体の通信サービスをKDDI トータルでご利用いただくことで、さらにお得なサービスと しました。
* KDDIメタルプラス(事業所用)及びNTT加入電話(「まる得ライトプラス」にお申込 いただいているNTT加入電話からau携帯電話への0077発信通話)からau携帯 電話に通話した際に、同一法人名義のau携帯電話を所有していれば、全てのau 携帯電話への通話料を割引くサービス。
· 「KDDIビジネスコールダイレクト*」の提供(2009年4月) 同一法人のお客様において、あらかじめグループに登録し たau携帯電話およびKDDI電話の間で、内線番号による国内 通話を定額料金で提供する本格的FMC(Fixed and Mobile
Convergence)サービスを開始しました。これにより、多く
の法人のお客様の要望である「社内電話システムにおける携 帯電話の活用」と「固定電話と携帯電話間を含めた通信コスト 削減」を同時に実現します。
* KDDI電話とは、KDDIメタルプラス(事業所用)、KDDI光ダイレクト、KDDI光ダイ レクト over Powered Ethernet、KDDI-IPフォンに限ります。マイラインサービス
(マイライン・マイラインプラス)は対象外です。また、KDDIメタルプラス(事業所 用)発信、KDDI電話着信は定額対象外となります。ただし、別途ビジネス通話定額
(KDDI電話間)のご契約により定額になります。
· 「MCPC award 2009*」において、九州電力株式会社様の
「配電ケータイモバイルシステム」がグランプリ(大賞)/総務 大臣賞/モバイルテクノロジー賞を受賞しました。これにより、 auを利用したお客様のモバイルソリューションのグランプリ 受賞は、4年連続となります。
*「MCPC award 2009」は、モバイルコンピューティングの導入により、高度なシ ステムを構築し、顕著な成果を上げているユーザ企業や団体・自治体の事例を広 く募集し、紹介しています。
営業収益
当 連 結 会 計 年 度 の 営 業 収 益は2兆7,192億 円と、対 前 期
1,434億円、前期比5.0%の減収となりました。主に以下の要
因が挙げられます。 営業収益:移動通信事業
05 06 07 08 09 3,000
2,000 2,500
1,500 1,000 500 0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 2,313 2,510 2,677 2,863 2,719
3.8%増の2,210円となりました。結果、総合ARPUは7.3%減 の5,800円となりました。
携帯電話端末販売収入の減少
携帯電話事業者各社において、通信料と端末価格を分離さ せたプランが主流となり、端末価格が上昇したことにより、端 末販売台数が大幅に減少しました。当社においても、端末販売 台数が前期比32%減少し、端末販売収入が減少しています。 累計契約者数の増加及び解約率の低下は、収益増加の要因 となるものですが、ARPUの低下および端末販売収入の減少 による収益減少要因が大きく、前期比減収となっています。
営業費用
当連結会計年度の営業費用は、2兆2,178億円、対前期1,898 億円、前期比7.9%減少しました。主に以下の要因が挙げられ ます。
累計契約数の増加及び解約率の低下
2009年3月末の累計契約数は3,084万契約、累計シェアは
28.7%となりました。累計契約数は前期比50万契約の増加と
なっておりますが、分離プラン導入などの影響により、市場の 流動性が低下するなど、新規市場全体が縮小傾向にあること、 また、ツーカーサービス終了に伴い23万契約純減しているこ とも影響し、純増数は前期比164万契約の減少となっています。 また、解約率につきましては、2年間の継続利用を条件に、ご 契約時点から月々 の基本使用料が50%割引となる「誰でも割」 などの浸透により、0.76%と前期比0.19ポイント低下しました。
ARPU(1契約あたりの月間平均収入)の減少
「誰でも割」「家族割」など各種割引サービスの浸透、携帯電 話購入時において「シンプルコース」を選択されるお客様の増 加に伴い、音声ARPUは前期比13.1%減の3,590円となりま した。データARPUについては、「ダブル定額」など定額サービ ス契約数の増加に伴い、増加率は低下しているものの前期比
(参考)累計契約数* (万契約)
2008.3 2009.3 純増数**
au . . . 3,011 3,084 74 内モジュール系 . . . 81 92 11 CDMA 1X WIN(EV-DO) . . . 1,970 2,272 303 CDMA 1X . . . 999 781 △219 cdmaOne . . . 42 32 △10 ツーカー(PDC) . . . 23 ̶ △23 合 計 . . . 3,034 3,084 50
*各期末時点の契約数
**純増数=新規契約数–解約数
解約率
05 06 07 08 09
(%) 1.5
1.2 0.9 0.6 0.3
(3月31日に終了した各年度) 0
■解約率 1.44 1.20 1.02 0.95 0.76
営業費用:移動通信事業
05 06 07 08 09 2,500
2,000 1,500 1,000
500 0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業費用 2,021 2,154 2,292 2,408 2,218
au ARPU* (円) うち、WIN利用者ARPU* (円)
2008.3 2009.3 増減 2008.3 2009.3 増減
総合ARPU 6,260 5,800 △460 7,790 6,950 △840
音声ARPU 4,130 3,590 △540 4,590 3,930 △660
データARPU 2,130 2,210 80 3,200 3,020 △180
*各期における平均ARPU
携帯電話端末販売原価の減少
端末販売原価については、販売収益同様に端末販売台数の 大幅な減少により、大きく減少しています。なお、端末平均調 達コストについては、KCP+搭載端末の増加によるコスト低減 効果はあるものの、機能追加や高機能化に加え、端末メーカへ の発注数量削減により端末調達コストが上昇したことから、前 期比3,000円増の41,000円となりました。
販売一時金総額の減少
お客様のご契約に伴い、販売代理店に対して支払う販売一時 金については、主に携帯電話端末販売台数の大幅な減少に伴い、 大きく減少しています。当連結会計年度の携帯電話端末販売 一時金の総額は4,250億円、前期比1,610億円減少しました。 一方で、販売一時金単価は、前期比2,000増の39,000円でし た。2007年11月のau買い方セレクト導入と同時に実施した「端 末卸売価格の見直し」による卸売価格の上昇に合わせて、販売 代理店およびお客様への影響を考慮し激変緩和措置を講じた ことにより、従来ベースとの比較において販売一時金単価は上 昇しています。さらに、シンプルコースの構成比率上昇により 販売手数料単価の低減は進んだものの、端末販売市場の大幅 縮小に伴う端末在庫の調整や、高機能搭載モデルの構成比率が 増加したことによる端末調達単価上昇の影響も、販売手数料単 価が増加した要因として挙げられます。
減価償却費の増加
ご契約者の増加、通話品質の向上、およびEV-DO Rev. A サービスエリアの拡充に伴う2GHz帯周波数における整備と同
時に、800MHz帯周波数の再編を見据え新たに割り当てられる
新800MHz帯の整備により、無線基地局および交換局設備な
どの新設・増設を実施しました。また、当連結会計年度より、 2008年度法人税法改正において機械設備の法定耐用年数が6 年から9年に変更されたことを契機に減価償却方法を定額法か ら定率法に変更しました*。さらに、2012年7月以降使用を停 止する現行800MHz帯設備については、減価償却方法を4年 定率法に変更しました。これらにより、減価償却費は前期比で 773億円増加しています。
* 減価償却方法の変更、耐用年数の見直しについては、重要な会計方針および見積 り̶ 固定資産の償却方法および耐用年数(85ページ)をご参照ください。
営業利益
移動通信事業の営業利益については、5,015億円、対前期 464億円、前期比10.2%の増益となり、連結営業利益を牽引し ています。
(
b
)固定通信事業固定通信事業では、IP化・ブロードバンド化が急速に進展す る中、FTTHサービスや高品質IP電話サービス「メタルプラス」 などの月々 の基本料収入が見込まれるアクセス回線への取り 組みを強化し、顧客基盤の拡大を図るとともに、法人のお客様 向けソリューションサービスの拡販に努めました。また、2008 年4月にCTCを連結子会社とし、中部地区におけるFTTHサー ビス、法人のお客様向けイーサネットサービスの拡販に努めま した。なお、当連結会計年度より上記CTCに加え、前期までそ の他事業に区分していたJCNグループおよび海外固定系子会 社などを固定通信事業に区分変更しました。
アクセス回線の拡販
· FTTHサービスについては、当社が提供する「ひかりone」、
CTCが提供する「コミュファ光」の2008年度末のご契約数が、
1,099千契約となりました。
· 「メタ ルプ ラス」については、2008年 度 末 のご契 約 数 が、
3,130千契約となりました。
· ケーブルテレビ会社のネットワークと当社のCDN*を利用した 電話サービス「ケーブルプラス電話」については、提携する CATV局を順次拡大し、2008年度末時点の提携CATV局が 70社、またご契約数が604千契約となりました。
* Content Delivery Networkの略:IP技術、大容量回線などを活用し、映像・音声 などの配信に適したコンテンツ配信網。
· 当社連結子会社のCATV会社ジャパンケーブルネット株式会社 の傘下局数が15局、また契約数*が722千契約に拡大しました。
* 放送、インターネット、電話のうち、1つでも契約のある世帯数。
営業利益:移動通信事業
05 06 07 08 09 600
500 400 300 200 100 0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業利益 292 354 386 455 502
FTTHサービス
· 「ギガ得プラン」の提供開始
FTTHサービス「ひかりoneホーム」を刷新し、2年間の継続 利用を条件に、ネット+電話で月額基本料5,985円(税込)とい う業界最安水準の低廉な料金で上り/下りともに最大1Gbps
(ベストエフォート)の超高速通信を実現する「ギガ得プラン」 の提供を、2008年10月より開始しました。同時に、サービス 提供エリアを北海道エリア(札幌市、北広島市、江別市、石狩 市の一部)に拡大しました。
料金サービス
· 「auまとめトーク」の提供開始
本格的なFMCサービス「auまとめトーク」の提供を、2008 年8月より開始しました。
「auまとめトーク」は、「KDDIまとめて請求」にご加入のご 自宅の「auおうち電話*」からau携帯電話および「auおうち電 話」への国内通話料を24時間無料とするとともに、「au→自 宅割」の対象のご自宅が「auおうち電話」であればau携帯電 話からご自宅への国内通話が24時間無料となるサービスです。
* 「ひかりone電話サービス」「メタルプラス電話サービス」「ADSL one電話サー ビス」「ケーブルプラス電話」「au one netの050番号サービス(KDDI-IP電話)」
「コミュファ光電話」の総称。
なお、2009年3月からは、本サービスの適用対象にCTCが 提供する「コミュファ光電話」を追加しました。これにより、「コ ミュファ光電話」にご契約いただいたお客様とKDDI固定電話 およびau携帯電話との国内通話料およびau携帯電話からご自 宅の「コミュファ光電話」への国内通話料が無料になります。
法人向けサービス
· 日 本∼ロシア 間 光 海 底 ケーブ ル(Russia-Japan Cable Network:以下、「RJCN」)の運用開始
ロシア最大の長距離通信事業者であるRostelecom(ロス テレコム)と共同で、大容量(640Gbps)、南北2ルート構成に より一方に障害が起こっても瞬時に自動復旧を行う機能を有 する信頼性の高い光海底ケーブル「RJCN」の運用を、2008 年9月に開始しました。当社はロステレコムが所有するロシア
(参考)累計契約数* (万契約)
2008.3 2009.3 純増数**
FTTH . . . 71 110 39 メタルプラス . . . 328 313 △15 ケーブルプラス電話 . . . 29 60 32 ケーブルテレビ . . . 67 72 6
(再掲)固定系アクセス回線 . . . 483 534 52
*各期末時点の契約数
**純増数=新規契約数–解約数
横断光ファイバネットワークと接続し、日本∼欧州間を最短 ルートで結びます。これにより、伝送遅延が約30%∼50%程 度改善され*、高品質で信頼性の高いサービスの提供が可能 となりました。
*KDDIのバックボーンネットワークにおける比較
· データセンター事業の拡大
日本国内および海外で広く展開するデータセンターのブラン ドを2008年10月より「TELEHOUSE(テレハウス)」に統合しま した。「TELEHOUSE」ブランドのデータセンター事業は1989 年より欧米で開始しており、高い品質と信頼性により、海外で は高い評価を得ています。本ブランドの統合に合わせて、スペッ クの標準化を図り、どの地域でも安心してご利用いただける高 スペックなデータセンターサービスを提供します。国内では、 名古屋市に2拠点目のデータセンターとして「TELEHOUSE 名古屋栄」を新設し、2009年9月よりサービス提供を開始しま す。海外では、フランスにおいて、同国内最大規模となる3拠 点目のデータセンター「TELEHOUSE PARIS Magny(テレハ ウスパリマニ)」を新設し、2009年3月よりサービス提供を開 始しました。また韓国ソウルのデータセンターを、2009年4月 より「TELEHOUSE SEOUL(テレハウスソウル)」に改称し、
「TELEHOUSE」の品質ガイドラインに従った高品質なデータ
センターサービスを提供しています。
営業費用
当連結会計年度の営業費用は9,053億円、対前期1,220億 円、前期比15.6%の増加となりました。主に以下の要因が挙げ られます。
· CTC連結子会社化による影響
営業収益同様、連結子会社化により各種費用が増加しました。
· 事業区分変更による影響
営業収益同様、「固定通信事業」に区分される会社数が増加 したため、人件費・減価償却費などの各種費用が増加しました。
上記の通り、当社グループ連結ベースでは「固定通信事業」 に区分される会社数の増加に伴い費用が増加していますが、 KDDI単体では以下の費用が減少しました。
· 減価償却費
機械設備における耐用年数は、2008年度法人税法改正に おいて法定耐用年数が6年から9年へと変更されたことを契 機に、当連結会計年度より耐用年数の見直しを行った*結果、 減価償却費が減少しました。
*耐用年数の見直しについては、重要な会計方針および見積り̶ 固定資産の償却 方法および耐用年数(85ページ)をご参照ください。
· 販売手数料
FTTHについては、拡販期にあり契約獲得数は増加してい るものの、auショップなどを活用した販売チャネルの見直しに より販売手数料単価を抑制しています。また、メタルプラスに ついては、サービス採算が黒字化し契約数を維持するフェー ズに入っていることから、契約獲得数が減少しており、販売手 数料総額は前期よりもわずかに減少しました。
なお、前連結会計年度において、変更後の事業区分によった 場合の営業費用は8,570億円となります。
営業収益
当連結会計年度の営業収益は8,487億円、対前期1,301億 円増、前期比18.1%の増収となりました。主に以下の要因が挙 げられます。
· CTCの連結子会社化による影響
中部地区における法人のお客様向けサービスの強化、個人 のお客様向けFTTHサービスの強化を目的とし、2008年4月 にCTCを連結子会社としました。連結子会社化に伴い、顧客 などの事業基盤が当社グループに新たに加わったことから、 増収の要因となりました。
· 事業区分変更の影響
当社グループでは、固定通信事業における戦略およびその 範囲を明確化するため、従来「その他事業」として区分してい たケーブルテレビ事業、その他固定通信サービス、海外固定 通信事業およびその関連サービスを「固定通信事業」に変更 しました。
この区分変更により、「固定通信事業」に区分される会社数 が増加したため、増収の要因となりました。
なお、前連結会計年度において、変更後の事業区分によっ た場合の営業収益は7,990億円となります。
営業収益:固定通信事業
05 06 07 08 09 1,000
800 600 400 200
0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 596 619 714 719 849
営業費用:固定通信事業
05 06 07 08 09 1,000
800
600 400 200 0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業費用 596 680 763 783 905
営業利益(損失)
固定通信事業の営業損益は、FTTHの拡販などに伴い営業損 失566億円となりました。事業区分変更の影響や、販売手数料 などの費用減少に努めた結果、損失幅は前期比81億円縮小し ています。
なお、前連結会計年度において、変更後の事業区分によった 場合の営業損失は580億円となります。
(
c
)その他事業その他事業については、当社グループ全体の競争力を強化 するため、今後の成長が見込まれる事業分野を、重点的に強化 してきました。
なお、前期「その他事業」に区分していましたケーブルテレ ビ事業、海外固定通信事業およびその関連サービスを「固定通 信事業」に変更しました。
営業収益
当連結会計年度の営業収益は、728億円、対前期944億円、
前期比56.5%の減収となりました。
営業費用
当連結会計年度の営業費用は、753億円、対前期829億円、
前期比52.4%の減少となりました。
営業利益(損失)
その他事業の営業損益は、営業損失25億円、対前期115億 円の損失増となりました。
その他事業における業績の減少要因は、上記いずれも主に 事業区分変更の影響となっています。なお、前連結会計年度に おいて、変更後の事業区分によった場合の営業収益は661億円、 営業費用は636億円、営業利益は25億円となります。
営業損失:固定通信事業
05 06 07 08 09 0
–20
–40
–60
–80
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業損失 –0.3 –61 –49 –65 –57
営業費用:その他事業
05 06 07 08 09 200
150
100
50
0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業費用 80 100 102 158 75
営業利益(損失):その他事業
05 06 07 08 09 10.0
7.5 5.0 2.5
–2.5 0
–5
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業利益(損失) 0.9 4 7 9 –3
営業収益:その他事業
05 06 07 08 09 200
150
100
50
0
(十億円)
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 81 104 109 167 73
(注)セグメント別の営業収益は、外部顧客に対する売上高とセグメント間の内部売上高の合計です。
(当連結会計年度)
· 減損損失680億円
【現行800MHz帯設備の減損】
周波数再編により、2012年7月以降使用を停止する上記設 備について、当該設備に対応した携帯電話端末の契約者が減 少傾向にあることを受け、当該設備から生み出すキャッシュ・ フローの収支管理体制を整備し、収支の把握が実現可能となっ たことから、同資産グループを独立した資産グループに区分 変更しました。当該資産グループについては、対応携帯電話 端末の減少に伴い設備稼働が減少傾向にあることなどから、 帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額435億円を 減損損失として計上しました。
【ひかりoneホーム100設備の減損】
上記設備を使用するサービスの契約者が減少傾向にあるこ とを受け、当該設備から生み出すキャッシュ・フロー の収支管 理体制を整備し、収支の把握が実現可能となったことから、同 資産グループを独立した資産グループに区分変更しました。 当該資産グループについては、「ギガ得」プランの導入以降、 商品力が低下し、契約者が減少傾向にあることなどから、帳 簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額185億円を減 損損失として計上しました。
· 固定資産除却損91億円
ひかりoneホーム100設備の撤去に伴う固定資産の設備撤 去費として91億円を計上しました。
(前連結会計年度)
· 減損損失212億円
【国内伝送路遊休資産等の減損】
国内伝送路等の一部を含む稼働率が低下している資産につ いて、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額187 億円を減損損失として計上しました。
· 固定資産除却損75億円
ツーカー携帯電話サービス終了(2008年3月末)に伴い、 周波数帯を返還したことに伴う設備除却損および撤去費とし て75億円を計上しました。
■ 法人税、住民税および事業税と法人税等調整
額の状況
当連結会計年度における法人税、住民税および事業税は
2,009億円、法人税等調整額は△306億円を計上し、法人税、
住民税及び事業税と法人税等調整額をあわせた対前期比較で は126億円増加しました。この主な要因は、課税所得の増加に より法人税、住民税および事業税が577億円増加する一方、固 定資産減損損失による償却超過額など税務否認一時差異の増 加に伴い、法人税等調整額が451億円減少したことなどです。
■ 営業外費用(収益)の状況
当連結会計年度の営業外費用(収益)の純額は483億円の損 失となり、対前期271億円費用が増加しました。主に以下の要 因が挙げられます。
支払利息
当連結会計年度末における当社グループの有利子負債は
8,750億円、対前期末で3,030億円増加しました。これに伴い、
当連結会計年度の支払利息は120億円、対前期20億円増加し ました。
持分法による投資損益
持分法による投資損益は22億円の損失となり、対前期44億 円損失が増加しました。これはUQコミュニケーションズ株式 会社および株式会社じぶん銀行が当連結会計年度よりサービ スを開始し、事業立ち上げに関わる費用が発生したことによる ものです。
(参考)
· UQコミュニケーションズ株式会社
当社とIntel Capital Corporation、東日本旅客鉄道株式会 社、京セラ株式会社、株式会社大和証券グループ本社および 株式会社三菱東京UFJ銀行が、モバイルW iMAX技術を用い
た2.5GHz広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の特定基
地局開設計画の認定取得を目的に設立し、2008年7月に電気 通信事業法に基づく電気通信事業の登録を受け、2009年2月、
「UQ W iMAX」事業を東京23区・横浜市・川崎市の一部で開 始しました。
· 株式会社じぶん銀行
当社と株式会社三菱東京UFJ銀行が共同で設立し、2008 年7月より、お客様向けサービスを開始しました。口座数は 2009年4月に50万口座を達成しました。
匿名組合契約終了に伴う配当金
2001年9月に実施した土地建物等の証券化に伴って設定・譲 渡した信託受益権を、2008年10月に特別目的会社の1つであ る株式会社セントラル・タワー・エステートから取得したことに 伴い、当該特別目的会社を営業者とする匿名組合契約は2008 年12月に終了しました。当該匿名組合の出資者である当社は、 匿名組合契約終了に伴う配当金363億円を受領し、営業外収益 に計上しました。
減損損失、固定資産除却損の状況
当連結会計年度の減損損失は680億円となり、対前期では 468億円損失が増加しました。また、当連結会計年度の固定資 産除却損は91億円となり、対前期では16億円損失が増加しま した。
■ 資産の状況
2009年3月期末の連結の総資産は3兆4,291億円、前期比 5,499億円増加、純資産は1兆8,813億円、前期比1,656億円 増となりました。これに伴い、自己資本比率は53.7%、前期比 4.8ポイント減少しました。資産の増加の主な要因は、設備投資 による有形、無形固定資産の増加に加え、証券化していた新宿 ビル・大手町ビル・名古屋ビル・大阪ビルの信託受益権取得に伴 う有形固定資産の増加、CTCの連結子会社化による有形、無形 固定資産の増加によるものです。負債の増加の主な要因は、 長期および短期借入れおよび社債発行などによるものです。
■ 設備投資の状況
当社グループではお客様にご満足いただけるサービスの提 供と信頼性ならびに通信品質向上を目的に、効率的に設備投資 を実施しました。主な事業の種類別セグメントの設備投資の状 況は、次のとおりです。
(
a
)移動通信事業ご契約者の増加・通話品質の向上およびEV-DO Rev. Aの サービスエリアの拡充に伴い2GHz帯周波数における整備を行 いました。同時に800MHz帯周波数の再編において新たに割 り当てられる新800MHz帯の整備を本格化し、無線基地局及び 交換局設備等の新設・増設を行いました。また、CDMA 1X WIN契約者・データ定額制加入者の増加およびau one GREE などSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの普 及によるデータ通信トラヒックの増加を受けて、IP系関連設備 についても増設を行いました。
設備投資および資産の状況
自己資本比率およびD/Eレシオ
05 06 07 08 09
(%) (倍)
100 80
60 40 20 0
1.0 0.8
0.6 0.4 0.2
(3月31日に終了した各年度) 0
■自己資本比率(左) 47.0 51.8 54.1 58.5 53.7
■ D/Eレシオ(右) 0.74 0.59 0.41 0.34 0.48
設備投資:移動通信事業
08
05 06 07 09
(十億円) 500 400 300 200
100
(3月31日に終了した各年度) 0
■ 800MHz 1X 101 108 69 17 3
■ 800MHz EV-DO 67 45 20 6 3
■ 2GHz 18 40 132 171 107
■新800MHz — — — 69 200
■共通設備 48 82 108 129 119
合計 234 275 329 392 432
総資産、純資産、有利子負債
05 06 07 08 09
(十億円) 4,000
3,000
2,000
1,000
(各年度3月31日現在) 0
■総資産 2,472 2,501 2,803 2,879 3,429
■純資産 1,162 1,296 1,537 1,716 1,881
■有利子負債 865 771 620 572 875
(
b
)固定通信事業コンシューマ向けにおいては、ひかりoneなどのFTTH事業 の展開に伴うネットワークの構築やIP電話関連設備、その他関 連設備の新設、増設を行いました。また、法人向けにおいては、
IP-VPNサービス、広域イーサネットサービスの需要増への対
応やKDDI Wide Area Virtual Switchなどの新サービス提供 による商品力強化に伴い、設備の増設を行いました。伝送路、 局舎などのインフラ設備では、需要増に対応してアクセス系ネッ トワーク、バックボーンネットワークの容量増強を行うとともに、
サービスの信頼性ならびに通信品質向上を目的とした対応を 行いました。
資本の源泉および資金の流動性に係る情報
■ キャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー(要約) (億円)
2008.3 2009.3 増減
営業活動CF . . . 5,452 7,122 1,670 投資活動CF . . . △5,577 △7,755 △2,178 FCF . . . △125 △632 △508 財務活動CF . . . △1,044 1,915 2,959 現金・現金同等物残高
(手元流動性) . . . 755 2,003 1,248
(
b
)投資活動によるキャッシュ・フロー 7,755億円の支出対前期2,178億円支出増当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フロー は、前 連結会計年度と比較して2,178億円支出増の7,755億円の支 出となりました。主な支出の増加要因は、株式会社セントラル・ タワー・エステートからの信託受益権の取得による支出2,071 億円および設備投資の増加などによるものです。
(注)当期実施した設備投資の主な内容については、「設備投資の状況」をご参照く ださい。
(
a
)営業活動によるキャッシュ・フロー 7,122億円の収入対前期1,670億円収入増当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フロー は、前 連結会計年度と比較して1,670億円増加し、7,122億円の収入 となりました。この主な要因は、移動通信事業における分割払 い導入などに伴い売上債権が増加したものの、減価償却費お よび減損損失の増加ならびに前々連結会計年度末が休日であっ たことによるものです。
設備投資:固定通信事業
08
05 06 07 09
(十億円) 150
100
50
(3月31日に終了した各年度) 0
■ FTTH 12 66 33 23 43
■その他 75 69 55 86 98
合計 87 135 88 110 141
今後、当社グループは、会社を取り巻く環境の変化に迅速に 対応しながら、持続的な成長に向けて事業基盤の強化を図り、 あらゆるサービスにおけるお客様満足度No.1を目指し「新た な価値創造」にチャレンジしていきます。
○移動通信事業については、より一層のお客様満足度向上に向 けて、お客様の多様なニーズに合わせた魅力ある携帯電話端 末・新サービス・新コンテンツを開発・提供することにより総 合的な商品力を高め、今まで以上に快適なモバイル環境のご 提供に努めるとともに、ビジネス領域の拡大を目指します。ま た、法人のお客様向けには、移動通信と固定通信を融合した サービスの提供を進め、お客様の利便性向上に努めます。
○固定通信事業については、FTTHサービス「ひかりone」「コ ミュファ光」の拡販に努めるとともに、ケーブルテレビ会社と の連携を進め、顧客基盤のさらなる拡大とお客様の利便性向 上に努めます。また、法人のお客様向けには、データセンター をコアとして、ネットワークサービス・IT機器などの提供から 高度な運用保守までをワンストップで提供することにより、 国内・国際を問わずお客様のビジネスの発展に貢献します。